ニューヨークタイムズ紙のベストセラー作家、L. ロン ハバードの出版社

第5回アメリカACC

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これに先立つどのACCも、外在化、生存性、存在性といった画期的な進展を示すものでしたが、第5回アメリカACCで明らかにされたものも同様に意義深いものでした。その主題は「複数の宇宙」でした。L. ロン ハバードはこのように説明しています。「MEST宇宙に注意を集中するよりも、自分自身の宇宙に注意を集中する方が遥かに良いことです。ですが、これは、それだけでは最終的な解答にはなりません。3つの宇宙において、またそれらの宇宙に対する確信によって、調和は達成されるものなのです。」ある宇宙の創造者はその宇宙の「神」ですが、他者の宇宙に入り込む者は、そのポスチュレートと法則に従属することになります。ほとんどのプリ・クリアーはそのような影響に支配された状態にありました。こうした発見から、一連の技術が生み出されました。プリ・クリアーに自分の気持ちを変えさせるという、オーディティングにおける第一のゴールを達成する「上級コースの手順」。絡み合った複数の 宇宙を切り離すテクニックを含むSOP 8-D。プリ・クリアーがどの宇宙におけるどのような視点でも許容できるようにする「視点のストレートワイヤー」と「存在、行動、所有のスト レートワイヤー」。それと平行して、ロンは一貫して基本原理の重要性を強調し、時間、空間、エングラム、ファクシミリと静についての完全な説明を提供するとともに、ひとつの講演全体を使って『自己分析』を用いたオーディティングのやり方を指導しました。まとめれば、ここには複数の宇宙の秘密を解き明かし、本当に自分のポスチュレートを実現させるための鍵が示されているのです。

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講演: 33

詳しい情報 第5回アメリカACC

「まず第1にあなたがしなくてはならない仕事とは、プリ・クリアーの心を見付けることです。ポスチュレートが自分自身に作用するようにしたければ、まず自分のポスチュレートが作用する宇宙にいる状態に、人を連れてこなければなりません。」 ― L. ロン ハバード

最初の4つの上級臨床コースが大成功に終わり、活動地域から入ってくるウィンのニュースは増え続ける一方でした。難聴だったあるプリ・クリアーは、いくつかのオーディティングの指示を行っただけで聴覚を取り戻しました。足に重傷を負い、歩くことのできなかった女性は、医者からは全治6週間と宣告されていましたが、オーディターを探し出し、2日後には美容院へと闊歩していました。偏頭痛と悪寒、発熱その他の疾患によって身体の自由が利かなかった商店の女主人は、あるお客が来た時、店をたたもうとしていました。40分後、彼女は再び店を開き、仕事を手配する電話をかけていました。たまたま、そのお客がACC卒業生だったからなのです。

ですから、1954年3月29日、「第5回上級臨床コース」を開始するためにL. ロン ハバードがフェニックス北3番通り616番地に到着した時、選ばれたオーディターたちは期待に胸を膨らませながら待っていたのです。すぐに彼らの期待は、余すところなく現実のものとなりました。というのも、前回までのACCもそれぞれ、「外在化」、「生存性」、「存在性」といった画期的な躍進によって特徴付けられていましたが、そこで明らかにされようとしていたものは、そうした躍進と同様に重大なものだったからです。具体的には、「複数の宇宙」という主題でした。

ハバード氏による「創造された事物から成るひとつのシステム」という宇宙の定義は、大変的を射たものでしたが、彼はここで新たな大躍進を遂げ、プリ・クリアーが3つの宇宙すべて(自分自身の宇宙、他の人の宇宙、そして物質宇宙)を直接観察する能力を扱う、複数のオーディティング・テクニックを開発、体系化したのです。彼はこう述べています。

「たったひとつの宇宙に継続的に固着し、依存し続け、他のふたつの宇宙を無視していると、行き着く先は暗闇、絶望、無です。物質宇宙には何もまずいところはありません。人は物質宇宙の観察をやめるべきではありません。しかし明らかに、物質宇宙とその法則にしか『同意』できなくなるまでそれに注意を集中するべきではありません。人は自分自身の法則を持っているのです。人は、MEST宇宙に集中するよりも自分自身の宇宙に集中する方が良く、その方が遥かに良いのです。ですが、これは、それだけでは最終的な解答にはなりません。3つの宇宙において、またそれらの宇宙に対する確信によって、調和は達成されるものなのです。」

第5回ACCに参加しているオーディターたちがすぐに気付いたように、L. ロン ハバードが彼らに伝えていた内容は、オーディターがケースの困難を打破する能力についての決定的な大躍進でした。彼はこう解き明かしたのです。ある宇宙の創造者はその宇宙の「神」であり、そして他者の宇宙に入り込むものは、そのポスチュレートと法則に従属することになる。そして、大半のプリ・クリアーはまさにそこ、つまり他者の宇宙にいたのです。

かくして、ハバード氏はオーディターたちに、一連のテクニックを指導しました。そのテクニックによって、プリ・クリアーは自分自身の宇宙における主導権を取り戻すことができるばかりでなく、3つの宇宙すべてに対する確信から生じる、全幅の理解、全幅の意識を獲得することができたのです。

  • 上級コースの手順:オーディティングにおける第一のゴール…プリ・クリアーに自分の気持ちを変えさせることを達成するためにつくられた一連のプロセス。
  • 規範的な開始の手順8-D(SOP 8-D):密接に絡み合ってしまった複数の宇宙を切り離すテクニックを含む。
  • 視点のストレートワイヤー存在、行動、所有のストレートワイヤー:プリ・クリアーがどの宇宙においても、ありとあらゆる視点を許容できるようにするプロセス。

これらの手順は上級なものではありましたが、L. ロン ハバードは以下の事柄を説明する講演において、そうした手順の効果を確実にするために不可欠な基本原理を 強調しました。

  • サイエントロジーにおける基本的な定義:時間、空間、エングラム、ファクシミリ、静についての完全な説明。
  • オーディターの存在感:オーディターの存在性と、どのようにしてそれを得るか。
  • 自己分析:「『自己分析』の進化と利用」というひとつの講演全体を使って、この書籍に掲載されたプロセスを指導。それらをオーディティングする方法のみならず、つかえたままのニードルを再び動くようにするための、最後から2番目のリストの役割も紹介。
  • ケースにとっての成否:オーディターの指示の言葉が、PCのエングラムの命令よりも重要なものになることを保証する方法。
  • 空間:良くなることを拒絶する厄介なケースをオーディティングする時には、PCの空間を解決して初めて、PCのポスチュレートに取り組むことができるようになる。

こうした技術的な発展によって目覚しい結果が現れたことに伴い、それを他の人々にもたらすための拡張が、主要な優先事項となりました。そのため、過密な講演スケジュールと猛烈なペースでの調査の合間を縫って、ハバード氏は普及活動にも激しく拍車をかけました。何千冊もの書籍を流通させ、オークランドからボストンに至るまでの各地で続々と活動が行われるようになり、人生が良い方に変わったという無数の成功談により、日ごとに口コミが広がっていきました。

それは組織の面についての話ですが、彼は一般大衆にも直接働き掛けていました。過密なスケジュールにもかかわらず、講演の合間…例えば第5回ACCの間に、ハバード氏はサイエントロジーの基本に関して、15分もののラジオ放送シリーズを提供しました。その代表的なものを挙げると、彼の永遠のクラシック「幸せになることはできるのでしょうか?」 はもともと、その記念すべきラジ オ番組シリーズのひとつとして放送されたものです。今日、それは『サイエントロジー:人生への新しい視点』の最初の章になっています。それは、その後の普及活動の針路を設定する上で、L. ロン ハバードによる技術的発展が永続的な影響を持っていたことを示す証拠です。

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